2020年1月18日共催
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イノベーション研究会「ペジテの自転車」体験会レポート報告
1/18(土)イノベーション研究会にて『ペジテの⾃転⾞』体験会を開催いたしました。イノベーション研究会は、関西学院大学経営戦略研究科 玉田俊平太教授を代表とする、イノベーションを研究する会で、今回は、本プログラムも共催となっております。このイベントにSSSRCの学生8名も参加しました。
「イノベーション研究会;システム思考の基礎を理解するために開発されたワークショップ
『ペジテの⾃転⾞』を体験しよう︕」
日 時 | 2020年1月18日(土) 10:30~14:00 |
会 場 | 関⻄学院⼤学 梅⽥キャンパス 1004教室(大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階) |
参加者数 | 30名(内、学生8名) |
『ペジテの自転車』は、当プログラムの教材として開発されたカードゲームです。ゲームを通して「システム思考」の基礎を学べるようになっています。
当日は、株式会社レヴィ 南部陽介氏より企業と講師の紹介、鳥取大学の三浦政司准教授より『ペジテの自転車』の説明後、ワークショップが行われ、イノベーション研究会所属社会人の方々と学生混合のグループに別れ、ゲームを体験していただきました。最後には、本プログラムの代表である小木曽望教授より、本プログラムについての説明が行われました。
参加学生たちも、社会人の方と貴重な交流の時間を有意義に過ごしておりました。
ワークショップの様子
また、参加学生からレポートを書いていただきました!
今回のPERSEUSワークショップは、関西学院大学イノベーション研究会に所属されている社会人の方々と一緒にペジテの自転車を通してシステム思考を学ぶというものだった。
自分自身、ペジテの自転車をするのは初めてではなかったが、プロトタイプを作成することがいかに重要であるかを再確認できる良い機会になった。グループワークでのいくつかの班は、全ての要求が明らかになっていないにも関わらず、機能がある程度出揃った時点でリリースしていた。結果としてリリース後に明らかになった機能が多くあり、要求を満たしきれずクリアできない班も見受けられた。衛星開発の現場でこのような状況が起きた場合、開発後期における大幅な設計の見直しや、最悪の場合は運用時にミッションが達成できないような状態になり得るため、開発の区切りごとにモデルやプロトタイプの作成が不可欠であると感じた。
また、普段のワークショップでは学生間で作業を行うことが大半であるが、今回は社会人と同じグループで活動することができ、グループワークで出される意見にも違いがあるように思えた。理系の開発担当者の方は機能重視でゲームを進める方が多いように感じたが、企画担当などビジネス重視の方は1ターンごとに発生するイベントや行動カードに重きを置いているように感じた。実際のビジネスの現場では設計・開発担当だけでなくそれをビジネスとして成り立たせる役割を持つ人もいる中でプロジェクトを進めていかなければならず、そのような進め方に似たような体験ができてとても有意義であった。
航空宇宙工学課程 B4 山田将史