新着情報

category

NASA SpaceApps Osaka2020参加の府大学生が入賞しました!

SpaceAppChallengeはNASA公式プログラムで、世界の各都市のボランティアで運営され、2012年から年1回、世界で同日に一斉開催されているハッカソンイベントに参加された府大生(工学/航空宇宙)が見事、「科学コミュニケーター賞」を受賞されました!おめでとうございます!

○NASA SpaceApps Osaka2020

■開催日: 2020年10月3日(土)~4日(日)
<オンライン開催>

当プログラム代表の小木曽教授も特別審査委員として参加されておられます。

 

参加学生さんにレポートを書いていただきました。


NASA Space Apps Osaka 2020 に参加して

大阪府立大学工学域機械系学類航空宇宙工学課程4年  大塚 玄人

私は、10月3日、4日にオンラインで開催されたNASA Space Apps Osaka 2020に参加しました。来年からは就職が決まっており、飛行機や宇宙に関して実践的に知識を生かしたいと日頃から考えていたため、ネット上でたまたまこのイベントを見つけた際にすぐに応募をしました。宇宙に関心がある人や知識を持った方々が年代を問わず参加するということもあり、当日までどのような方々とお会いできるのかをとても楽しみにしていました。

1日目はアイデア出しから始まり、チーム決めが行われました。私も初めは他の方のアイデアを基にチームとして取り組んでいこうと考えていました。しかしながら、自分のアイデアの検証をしてみたいと強く思い、結果として1人のチームとして進めていくこととなりました。1人ですべての作業を進めていくため、ブラッシュアップもかなり時間がかかり、アイデアの土台となる部分が完成したころには日付が変わっていました。

2日目の朝は朝礼のようなものが行われた後はすぐに作業が開始されました。私はアプリやゲームを作ることは得意ではないため、アイデアの根底にある想いや課題をわかりやすく伝えるべく、イメージ動画を作り発表することにし、その準備を行いました。それらの準備を終えると、残り時間は1時間ほどで、プレゼンの練習等を終えると作業時間が終了の時刻となっていました。いよいよ発表時間となり、3分間のプレゼンが始まりました。私としては伝えたい想いや作りたい世界について思い残すことなく伝えられたと思います。しかしながら、アイデアのブラッシュアップがあまく、まだまだ考えなければならないことが多くあると審査員の方々からご質問を頂いた際に強く感じました。結果発表の時間では、アイデアが甘いため、賞はひとつも受賞できないのではないかと思っていました。しかし、特別審査員である科学コミュニケーターの本田隆行さんに、私の大事にしていた想いや価値観に共感していただけて、賞を頂くことが出来ました。

2日間を通して、様々な宇宙に興味を持っている方々と話をし、アイデアを交換することが出来、大学の知識を実践的に生かすことが出来るとても良い機会となりました。また、私は宇宙よりも航空に強く興味をもっていましたが、宇宙の持つ可能性に改めて気づくことが出来、宇宙についてさらに知識を増やしたいと思いました。学校の知識を学ぶだけでなく、それを活かしてみたいと思っている人にはとても良いイベントだと思います。このような機会を作ってくださった方々に心より感謝申し上げます。来年も都合があえば参加しようと思います。