イベント報告

category

2022年度 「PERSEUS 講演会」を開催しました

プログラム最終後継続事業として、講演会を実施しました。講師には、西日本イノベーション戦略室 オープンイノベーションデザイナーの下川哲平氏、共同参画機関であった株式会社インディージャパンの津嶋辰郎氏にご講演いただきました。今回は感染対策をとりながらの、対面で開催しました。
講演では、興味深い内容に学生も真剣な眼差しで聴講し、ワークショップでは、学生それぞれの発想力に講演者や参加の先生方も感銘を受けました。

今回も学生にとって大変有意義な時間となりました。

日   時 2022年11月11日 (金) 15:00~18:15
参加数 学生38名(B1 10名,B2 4名,B3 4名,B4 6名, M1 7名, M2 6名, D1 1名)、教職員2名

<講演の様子>

西日本イノベーション戦略室          オープンイノベーションデザイナー 下川哲平氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社インディージャパン 津嶋辰郎氏

<事後アンケート(一部抜粋)>

〇下川哲平氏による「 NTT 西日本の超多様性オープンイノベーションの挑戦」を聴いて
 あなたが感じた「QUINTBRIDGEの価値」は何でしょうか。

・今まで「縦の繋がり」となっていた会社と会社の関係、会社と個人の関係を「横の繋がり」にできる場所。
・新しいビジネスを発見できる。
・多種多様な人材の夢を叶えることが可能であるということ。
・学生や社会人といった様々な立場の人間によるアイデアを聞くことができること。
・多種多様な、大きな熱量を持った人たちが集まり、新たな熱が生まれる場であること。
・多様なバックグラウンドを持つ人々がつながるきっかけとなる場を提供するということ。
・あらゆる層の人々が、普段属しているコミュニティに居座っているだけでは得られない人脈を獲得できること。
・多様な考え,価値観を持つ人々を積極的に結びつけ,イノベーションを創造すること.
普通に企業活動をしていても出会えないような人々を,同じプロジェクトのもとに結びつけることができる.
・現状関わりの無いプロジェクト同士が繋がる機会を持てる場であることだと思います。
・社会問題を解決したいという熱い思いをもった人々が既存のしがらみなく出会えることに価値があると思う。
・会社関係なく人を集めることによってハードルが下がり、何をしたいかの目標聞くことでハードルを適度に上げられているので、内部で多様性の化学反応が起こりやすい。
・「問わないこと」多様性を受け入れるために、業種などについて特定の要求を設けることなく、社会の課題解決に対する想いが共通する人々が集まった集団であること。
・多様な人が集まってこれまでになかったビジネスを生み出して、社会課題を解決できることです。会社の会議みたいに堅苦しくないカフェのような環境で話せることにとても意味があると思います。
・普段の生活や仕事上では接点のないさまざま分野の人と会う機会がある。それまでは互いに交わることのなかったもの、価値観、考え方が組み合わさってイノベーションが生まれるのだと感じた。
・様々なイベントを、運営側ではなく会員持ち込みで行うことにより、クイントブリッジの会員が受け身ではなく自ら積極的に活動するという認識を持てるということ。
・社会問題に対してさまざまな職種の人達がフラットに解決策を考えることのできる場であり、やる気があれば誰でも参加できること。
・Self as Weの運営
・既存の型にとらわれないことで参加の敷居が低く、多様性にあふれていること。
・社会課題の解決を熱望する様々な種類の人間が集まっていて、各人の専門性を組み合わせることで面白い化学反応が起きそうなところ。
・異なる業界・業種のコミュニティとの繋がりを作ることができること。また、会員の持ち込み企画のイベントも多く実施されているところ。
・立場や職業を問わず、理念に共感する人であれば誰でも参加できるという開放性.綺麗で開放感のあるスタイリッシュなワークスペース。
・事業の共創

 

〇津嶋辰郎氏の講演「イノベーションをおこすキャリアの考え方」で、最も印象に残った内容はなんでしょうか。

・イノベーションには普及のための事業化が必要。スキルの学び直しはいつでも出来る。
・ドラクエの転職システムを例えにした転職の話。
・エンジニアやAIの仕事は新しい仕事ではなく、そのバックグラウンドを活かしたコンサルティングなどの仕事が今熱いこと。
・無理にしたいことを持つ必要がない
・ただ目の前のやれることをやっていればいいという言葉に救われました
・一芸は多芸に繋がるという考え方が印象に残った
・理系の方が企業に向いていてどんどん挑戦していくべきだということ
・津嶋さんのキャリアが、僕が思い描いている自分の今後のキャリアと似ていたこと
・内的な要素と外的な要素を切り分けて、あまり自分がやりたいことについて深く考えすぎなくてもよいということ
・キャリア形成の上で.大学で高々4~6年学んだ専門分野にずっと拘り続ける必要はないということ
・様々なことに挑戦できるのは土台があるからというお話が印象に残りました
・海外ではビジョンをもって起業している人は少なく、「やらざるを得ずに起業」している人が多いということが驚きだった
・イノベーションの「普及」の過程では、まだ明確になっていない様々な仕事が存在する、というのは印象的でした
・自分は目の前のことにばかり目が行き,夢やなりたいものというものがあまりなく大学卒業後どうしたらよいのか困っていた.そんな中で津嶋さんがおっしゃっていたような、やりたいことがなければ目の前に回ってきた機会を精一杯やり切る方がいいということを聞いて,将来への不安感が少し和らいだ
・自分の内部(やりがいを追求する)と外部(生活基盤を確保する)に関して,職業の選ぶときには上の二つは両立した方がいい事ではあるが,必ずしも両立しなくても良いということを学んだ
・自分のやりたいことを果たすため津嶋さんがエンジニア→コンサルと思い切った転職をした部分です
・これから必要となる職業の紹介の際に,コミュニティマネージャーや顧客・ビジネスそのものを創る仕事など,知らない職業が多かったことが印象に残った.社会問題が複雑化する現代では,1社・1分野だけでは太刀打ちできず様々な分野で協力することが大切になってくるのではないかと感じた
・ビジネスは,起業家と経営家の二人体制で大成することが多い
・深く学ぶための軸を持ち、広く浅く学ぶことが大切ということ。自分も大学はそういう場所だと思っているのでとても共感できたし、来年も別の分野についていろいろ学んでいきたいと思っているから
・勇者理論.僕は「少年ジャンプ主人公理論」を提唱したいです.
・持続可能なキャリアデザインです
・「生活基盤の保護」と「生きがいの追求」は分けて考えると良いということ。
この大学生活5年前後で身につけたスキルが10年後にも活きているかという問い。確かに、科学技術は日々進化しており、今学んでいる専門的知識もそのうち過去のものになるのだということに気付かされた。
やりたいことがないのであれば、無理に企業する理由はない。「従業員」になって、やりたいことが見つかったときに、起業なり行動すればよい。現状に満足しているのであれば、それで十分だということ。
・イノベーションの裏にはたくさんの人が協力していくのであり,例えばスティーブジョブズだけが活躍しているように見えるがその裏には様々な人が参入しているということ
・仕事のやりがいというのは自分の内面の問題で、自分の中で解決できるということ
・政府からスタートアップ企業への援助など、スタートアップ企業へのフォーカスが高まっている今、まだない新たなジョブが増えてくる可能性が高いということ
・大学生の間に,将来の明確なビジョンを持つ必要はないということ
・キャリアは変わっていくものではなく,積みあがっていくという考え方.また,経歴紹介でおっしゃっていた「一度起業した後,力不足を痛感し,他のキャリアで経験を積んでから再び起業をして成功した」という内容.生きていくための仕事と,やりがいを感じる仕事は必ずしも一致していなくてもよいという考え方
・様々な経験が活きる